優子の思い出スケッチ帳

春の気分・・・ 2002年 春

桜の季節はちょっとメランコリー(危ない?)。精神の彷徨、徘徊?(怖い?)。花に恋して、恋の歌など詠んでみたくて・・・

☆春の気分

  花冷えの小雨降る午後誘われて
            桜探しを心ゆくまで

  そのままでもう少しだけいてください
            枝撓む花に夜桜に酔う

  歩きたい花舞う日々は語りたい
            未だ見ぬ街を風受けながら

  月明かり仄かに香る山桜
            時の視線を集めて萌える

  待ち合わせ時を忘れて花に酔う
            冷えたからだは梅サワーでよい

☆早春の故郷

  北の春土の香りを皮膚呼吸
            手を触れないでというクロッカス

  あの朝に見たふきのとうそれからも
            道草の日々緩(ゆる)やかな坂

☆その春の週末 

  花過ぎの週末一人窓辺にて
            遠い昔のあなたを想う 

  ふるさとの甘い香りを閉じこめて
            シャキッといこうと言い聞かせては 

  土曜日も仕事の夫に手を振って 
            ちょっとごめんねよそ行きの衣(きぬ)

☆ちょっぴり贅沢な時間

  リフレッシュお洒落な気分栄養よ
           おしゃべり仲間そしてリキュール

  引き語りカンツォーネ聴きイタリアン 
           花の宵にはそのシャンソニエで

  エスケープその名に惹かれ買い求め
            香り謎めく男性仕様

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