生島君の雪まつり

2001年、今年の雪まつりは第52回。大通会場には大雪像5基、大氷像2基をはじめとして大小210基の雪氷像が並んでいます。私が参加したのは4丁目の「夢の幕明け」という雪像。今年6月2日にオープンする札幌ドームがテーマなんですが、スポンサーが読売なもんで、事情を知らない人が見ると「長島監督胴上げ」の雪像にしか見えない・・・? (生島君のメールから転載。編集加工:山中)
生島君が作った背番号の「5」!

文字の作り方は、後で・・・

「け」の作り方ですが、まず水糸を張って額縁のような木枠を使い、人力でシャーベットを張り付けます。表面を真っ平にしたら文字を書いてある紙をくぎで仮止めする。電動ジグソーで切り込み、大きなノミのようなもので雪を取り除いて、仕上げはやはりシャーベットを擦りつけます。この一連の作業はスタートしたら一気にやらなければなりません。一晩放っておくとカチンカチンに凍り付いて、ジグソーが効かなくなるのです。それで、去年は夜11時までやりました!

この躍動感は長島監督!

札幌ドーム「夢の幕明け」は・・・

4丁目、お向かいのライバル「夢・おおぞらへ」

4丁目には2つの大雪像があって、向かい合わせになっています。作っているのは自衛隊の戦車大隊で、これがライバル関係なんだね〜 正直、去年は勝ったが、今年は負けたというのが大方の意見・・・

YOSAKOI!ソーラン

10丁目にはYOSAKOIソーランの大雪像があり、これもなかなかなできでしたよ。

2丁目は氷の広場でイルミネーションと氷像の組み合わせが神秘的。 夜はほんとにきれいです。役場の目の前なんですが本気で見たのは昨日が初めて。そうだよね、家に帰るか飲み屋に直行かの生活では寒い大通をほっつき歩くなんてないものね。昨日の夕方はマイナス6度で比較的暖かった!? 来年は「生島君のはなたれ雪像日記」とでも称して作成プロセスも紹介しましょうか! では、また。 2001.2.10
[補足] かつて4丁目のスポンサーだった北海タイムスがつぶれたときにその対応策として市職員がボランティアで雪像を作るということになりました。過去に大雪像を作ったことのある消防職員が全体の指揮を取り、あとはスポンサーの読売が雇うアルバイト学生と休暇を取ったり、夜に参加する職員が雪像を作るのです。この試み今年で3年目、私は今年で2回目になります。
沢山の人間が寄ってたかってひたすら撫でさすって雪像ができあがるというのが私の感想です。水をたっぷりと含ませた「シャーベット」を手でこすりつける。雪像の表面はすべてそうやって作られます。雪像の表面が氷のようになっているのはそのためです。
子供が大きくなって、私の雪まつりは見るものから作るものに変わりました。自衛隊に任せられていた雪像作りの技術を市民の手に移し、継承していく第1歩。格好良くいうとそういう意味もあるのですが、はてさてどうなりますやら・・・