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和久奈 南都留(WAGNER・NANDOR)『禅の廊下』春季展案内

財団法人夕オ世界文化発展研究所は、1987年、和久奈 南都留(ワグナー・ナンドール)によって設立されまし た。ワグナーはハンガリー出身の哲学者・彫刻家で、 1969年来日し、栃木県益子町にアトリエを建てました。


「哲学の庭」生涯に亘って研究した「分析的美術史」の成果から見出した理論に基づいて、健全な社会を築き人々の幸せへの道(TAO)を開く鍵を確かに次の世代に手渡すことを願って、この思想を彫刻の形で表現しました。


「禅の廊下」の名前の由来も、生前の和久奈によるものです。彼はこの場所に瞑想室を作り、2階は研究員の宿舎にする予定でした。座禅は精神を集中するよい方法だと申しておりましたので、この場所を我々は禅の廊下と呼んでいました。建物は内装を少し変えましたが、和久奈の残した設計図により、益子町内外の職人さんの技術と熱意によってこの度先成したものです。


芸術作品、建物、庭、家具も作品です。彼は設計だけではなく、ブルドーザーを動かし、鉄骨を溶接し、大工仕事等を妻と二人で手作りで30年仕事を進めて来ました。
今回、和久奈と共に人生の一時代を過ごした一同が集まって、もっと多くの方々に見ていただく機会を作り上げました。20世紀に、全力で生き抜いた一人の人間像を感じていただければ我々一同これほど嬉しいことはありません。

この道は人類の進歩を示し、時代と共に
新しい人類共通の法を作る問題を投げ
かけ、考える道を開いています。
私は悲観論者ではありませんが、21世
紀になってもこの問題は解決されるとは
思いません。
しかし私はこの方向に向かって、進む
べきだと確信するのです。
「哲学の庭」より 於 益子
----和久奈 南都留
Wagner Nandor

理事長 和久奈 ちよ様からの『禅の廊下』春季展のご案内
 平成13年4月15日(日)〜5月15日(火)

理事長 和久奈 ちよ様からの「哲学の庭」出発に際して
 平成13年3月13日

和久奈 南都留(Wagner Nandor)『禅の廊下』開館案内 平成12年9月23日

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