会長からのメッセージ

小さな故郷を東京に

東京楡の会 会長
金澤 理惠(北高25期)

みなさん、こんにちは。 「東京楡の会」は、かつて庁立札幌高等女学校、道立札幌女子高等学校、北海道札幌北高校で学んだ人たちが東京で集まり、交流をはかる会です。地元札幌では大きな同窓会が毎年開かれていますが、実は東京でも年に1回のペースで「総会」という集まりがあるのです。第1回目はなんと昭和6年(1931年)で、校舎の庭に立っていた大きな楡(ニレ)の木が命名の由来となりました。48歳を迎える卒業期が総会の幹事をつとめており、多忙の中、その年に一緒に頑張った同期やその際に出会えた先輩後輩との繋がりは参加メンバーのその後の人生に素晴らしい時をもたらしてくれています。

この伝統をなんとか続けようと、運営委員会では新しい形を模索しています。コロナ下の3年間は幹事期が工夫してオンライン総会を開いてくれました。2023年からはやはり価値のあるリアルでの集まりを実現するべく、外部のプロとの連携を始めています。 故郷からも高校の日々からも遠くはなれたからこそ、出会いや再会の喜びは味わい深いものがあります。北高生でよかった、と実感できるような機会をリアルでもバーチャルでも提供できればと願っています。みなさん、道外の小さな故郷に参加しませんか?お疲れの方には私が腕のツボをグッと押してさしあげるかもしれません。手指を鍛えて、楽しみにお待ちしております。

北高25期(1975年卒業)
1979年名古屋大学文学部地理学科卒業
環境アセスメントや地図情報システムのSEを経て、家族と共にアメリカやオランダで暮らす。帰国後は、ヨガやピラティスのインストラクターやトレーナー、プライベートエクササイズの指導を行っている。趣味は山登り、和太鼓、ウォーキング、そして65歳で始めた合気道。